写真:若者に人気のバブルティー
ベトナムガールとバブルティーの喫茶店へ行っておしゃべりしてきた。
連日 35 ℃を越える日が連発しており、今週は 40 ℃を越える予報だ。そんな中、クーラーなしのトラム乗って、歩いて入った喫茶店はクーラーが効いていて最高だった。
おしゃべりした彼女はベトナム人の両親を持ち、自身はハンガリーで育ったので、ハンガリー語、英語、ベトナム語をしゃべるが、彼女いわく、ベトナム語は「Not that good」だそう。
母語となるべき言語が弱いと、いわゆるアイデンティティクライシス状態になるそうだ。
少なくとも彼女はそう感じているらしい。
彼女とは国際法Iを落とした仲なので、来学期は再履修仲間だ。
しかし、彼女は米外交政策というヤバイ科目も落としたので、それも再履修の必要があるが、来学期開講されないらしく、困っている。
聞けば、今学期その「米外交政策」は期末にオーラル試験のみ開講されていたらしく、それを知らなかった落単者は再履修し損ねた状況にある。
誰だって、秋セメスターで落とした科目は、1年後の秋セメスターで再履修だと思うのが自然だと思うが、今学期の春セメスターで再履修しなかった生徒は「知~らない」ばりに現状放置されている。
月曜から仮履修登録が始まるので、彼女はそのことで各方面にメールを送っているらしいが、返事がそもそもないので、困っている。
その科目の講師からは「もう今学期テストのみ開講したし、来学期は開講がない、あとのことは担当部署に聞いてくれ」というような対応だったらしい。
そして、我々の国際法Iも、仮履修登録画面にいまのところ表示されていない。
なので、(彼女は上述の問題で大変そうだし)私は「下の学年で開講される国際法Iを履修したいが、画面のリストにない」ということをまずは問い合わせた。
月曜には何か返事があるだろう。(と思いたい)
大学寮の退寮と入寮
今年もやってきた、サマードームの季節。
大学寮に住む学生にとっては、セメスターの変わり目の move-out and move-in procedure は結構一大イベントである。
コルヴィヌスの大学寮の契約は9月から始まり、契約は長くても 10 か月で、翌年6月には一端切れる。そのため、夏休みの7~8月は別の契約をする必要がある。
昨年は私の住む Kinizsi 寮は「夏休み期間はリノベをするから退寮のこと」とお達しがあり、大学からメトロ、バス乗り継ぎで 45 分程かかる、Tarkarét 寮へ移動しなければならなかった。
生活必需品を含めたパッキングも大変だが、移動もまた大変だった。
写真:朝9時から始まる Move-out 手続きのために荷物が準備されている
今回は、夏の2ヵ月間も、私の住む Kinizsi 寮に引き続き住めることが決まっているので(通常より高かったけど)、退寮・入寮手続きはオフィスで、私の汚い字でサインをするだけだ。
日曜日の午前9時~ 12 時が退寮手続きで、午後 12 時~ 16 時が入寮手続きである。
退寮の生徒はオフィスへ、部屋とロッカーのキー、寮のカードキーとIDカードを持って行き、退寮申請書類にサインをする際、キーを返却。
入寮はその逆。
私は退寮と入寮を一度にさせてもらえたので、2枚(退寮・入寮)の書類にサインするだけ。
新しいルームメイトが来る?とスタッフに聞くと、
「来るけど誰があなたのルームメイトになるかは私にもわからない」
と言われた。
荷物のゆくえ
しかし、今回、私のように夏のドームに住み続ける選択をしたものは少数派だ。
8階に住むメンバーでそのまま居続けるのは、フィリピーナ、モンゴルマン、カザフボーイ、私の4名だけのようだ。
ということは、新入寮者がこのフロアのマジョリティとなる。
Tarkarét 寮は今年のサマードームはオープンにならないそうで、その寮から大量に生徒が流れ込んで来るようだ。
実際、入寮手続きの時間開始から2時間ほどすると、私のフロアのほとんどの部屋は埋まった。私の新ルームメイトはまだ来ない。
退寮者の中には、夏休み後は Kinizsi 寮に帰ってくるつもりの者もいるので、そういった生徒は荷物の置き場に困る。
カザフスタン人みたいに、大きなコミュニティをブダペストに持っている国籍だと、複数人で家を借りているケースも多く、夏の間だけ、その荷物を置かせてもらう、というようなことで乗り切ることができる。
で、私は日本人の荷物とタジクガールの荷物を預かることになった。
日本人の荷物は大きなズダ袋1つなので問題ない。
で、タジクガールの方はというと、退寮日前日に、
「いまから荷物持って行って良い?」
「いま洗濯機を待ってる」
洗濯機を待ってるという時点で、すぐには来ないとは思ったが(結局乾くのを待たなきゃいけないので)、それから6時間連絡も来なかった。
今日はたぶん来ないな、と思い寝ようとしたところに、
「パッキングが終わらない」
と連絡が来た。
後から聞くと、どうも私の部屋に残す物はパッキングは終わってるが、翌日出国するのに持って行きたいものが入りきらないらしく、一日中そんなことやってるもんだから、泣いてしまったらしい。
私の選ぶ国際路線では通常 23 kg x 2とキャビンバッグ1つまでフライト料金に含まれる。
しかし彼女の路線はちっさなバックパックと、10 kgx1というハイレベルな勝負。
写真:まあ 10 kgはきついよね
夜中まで彼女とのやり取りが続いたが、
・チャックが閉まらないなら何かを諦める
・Baggage restrictions を変更する(追加料金)
しかないでしょと。
「適当なスーツケースが余ってないなら貸すよ。明日朝また考えよう」
と言って寝た。
写真:私のキャリーバッグ
翌朝一番に私のスーツケースの写真送ってとメールが入り、上の写真を送った。
「左の黒いのを貸して」
というので、たまったほこりや汚れを拭いて、綺麗にして待ったが、最終的に真ん中のを持って行ってしまった。
そっちのは掃除してないんだけどな・・・。
何はともあれ、追加料金を払って、大きなスーツケースを新たにゲットすることで彼女の問題は解決された。
その後、キッチン用品や、パンパンに詰まったバッグ、チャックを閉めてはいるが、破れており、閉まっていることになっていないバッグ・スーツケースが私の部屋にやってきた。
写真:「パイセン、もう入んないですって」というバッグの悲鳴が聞こえそう
最後に、この件に付き合わせてしまったことにだいぶ罪悪感を感じたようで、(そんなの感じる必要ないのだが)
「いくらかあなたに払いたい」
と言われたが、
「かわりにこの先似たような状況の人に会ったら助けてあげて」
と言ってもちろん断った。
昨年の夏休み、日本に滞在しているときに寮から、
「部屋を移動してください、期限内に完了しない場合は部屋内の物をすべて廃棄します」
と連絡が来た時には、現地の日本人学生が物を全部移動してくれて助けられた。
私はその時最初から、
「お金払うのでやってもらえませんか」
と依頼したが、
「そんなのいりません、私も似たような状況で友達に助けられたので」
と、断られたが、やっとこのスマートな返信の意味を理解できた気がする。
善意で助けられる側は、助けられることに申し訳なさを感じ、重荷に似たような感情を払しょくしようと、礼金でそれを取り除こうとする。
しかし、助けた側からすると、礼金をオファーされることで、逆にその行いの価値をわかってもらえていない感覚になる。
なんて言いすぎか。
間違いないのはこういった日常の助け合いに金銭のやり取りは無粋だということだ。
彼女にはチャイのお土産だけをお願いした。
ただちょっと天然なとこあるんで、普通に忘れてきそうで怖いが。
ただ、話はこれで終わらず、今度は貸したスーツケースがアップグレードした制限重量 20 kg を越えてそうで怖い、ということだった。
空港で 20 kg を越えていたら何か捨てなきゃいけないが、そんなのは嫌だ、と言う。
結局、私も空港まで行くことにし、重量オーバーの際は私が引き取り持って帰るという安全策を取ることになった。
空港でスーツケースを計測すると「20.0 kg」の表示。
彼女はきゃっきゃきゃっきゃはしゃいでいたけど、当初 10 kg 制限でその量の荷物を入れ込もうとしていた彼女はいったい。。。
ちょうどこの時、ケータイに連絡が入り、新ルームメイトは昨年の夏の間だけ一緒になった日本人学生ということがわかった。




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