2026/03/14

コルヴィヌス大学について

 写真:ハンガリー人に、え?知らないの?と言われたスナック


帰り道、ハンガリーガールとSPAR に立ち寄った際、


「これが一番好き」


と手に取って言うので、私も買ってみた。

どうもドイツ発祥のメーカのようだが、食べるとサッポロポテトのバーベキュー味と同じカテゴリに落ち着くかな、という感じだった。


健康的でないものを食べたいときはいつもこれを選ぶそうだ。


最近わかってきたことだが、ハンガリー人で、このコルヴィヌス大学に通っている人は、はっきり言ってかなり優秀である。

もっと正確に言うと、入学要件のスコアがすこぶる良い


その要件スコアは Felvi という全国共通の大学入試システムの採点から来ている。

最大スコアは 500 点満点で、


・高校の成績 200点

・高校卒業試験 200点

の合計と、

 ※ または卒業試験の2倍で良い方の得点


・追加ポイント 100点


との合計から成る。

※ 高校卒業試験とは、日本でいう共通一次試験みたいなもの

追加ポイントは、例えば英語が C1 レベルであるとか、スポーツの実績だとか多岐にわたるようだ。




コルヴィヌス大学の最低点の高さ


毎年、Felvi の公式サイトで、各大学の合格最低点が公表されている。

リンク先は2025年のコルヴィヌス大学の結果だが、ハンガリー語なので、下に改めてわかるように抜粋すると、


478点:nemzetközi gazdálkodás (angol nyelven) 国際ビジネス(英語コース)

455点:nemzetközi tanulmányok (angol nyelven) 国際関係学(英語コース)

455点:alkalmazott közgazdaságtan 応用経済学(ハンガリー語コース)

450点:filozófia, politika, gazdaság (angol nyelven) 哲学・政治・経済(英語コース)


※ 他の大学も見たい方はこちら(2025年)


もう一度言うが、これらは最低点である。

※ 授業料無料(大学独自のスコラシップ)の枠

なので、コルヴィヌス大学自身もさすがにHPで自慢している。

(リンク先記事のちょうど真ん中あたり)


478点なんて、高校の卒業試験はほぼ満点(2倍して400点)で、それに英語スキルだとかの加点で勝負しているのである。


前々から感じていたことだが、私の学部のハンガリー人は英語が達者な生徒ばかりだ。

それとハンガリー人生徒はよく「the best university in Hungary」というフレーズを使う。(だいたい大学のネガティブな点を強調する時だけど・・・)

ハンガリー人からしてみれば、高いスコア取って入学したぜ!という思いがあふれてのフレーズなのかもしれない。



留学生は Stipendium Hungaricum の政府奨学金制度があるが、これら優秀なハンガリー人には、大学独自の奨学金があり、学士の75%、修士はほぼすべての学生が授業料免除である。(前出のリンク先の大学HPより)

※ 自費学生のボーダラインは前述の得点より低くなるが、学士で言えば 75% の学生は結局上述の得点をクリアしていることになる


ただし、毎年審査され、厳しいGPAの要件があるところが、Stipendium Hungaricum との大きな違いである。(Stipendium は1セメ最低 18 単位取得という低い要件しかない)





卒業の難しさ


コルヴィヌス大学は学部によって、3年、3年半、4年と、学位取得までの期間に違いがあるが、ストレートで卒業したか否かのデータは見当たらない


ただ、こちらでは留年という概念は無く、「エクステンション」(卒業の延期)という手段で、卒業が遅れることは割と一般的なようだ。(インターンシップや卒論などで)


しかし、こちらの記事では、学士を取得せずに終わる(つまり退学)率は、ハンガリーでは40% になる、という研究もあるとされる。

※ 退学要件については以前触れた


コルヴィヌス大学のはっきりとしたドロップアウト率はわからないが、ハンガリーの大学で学士を未取得で大学を去る率は 30% ~ 45% の幅内と言われているようだ。


Stipendium Hungaricum の生徒のドロップアウト率は、こちらもハンガリー語の資料を調べる気力は無いので、はっきりとした数字は不明だが、こちらの英語の報告資料によると、ハンガリー人生徒のドロップアウト率より良いということが示唆されている。

”analysis of early dropouts indicate that scholarship students are more successful than the national (Hungarian) average”

※ リンク先資料13ページ目内の文より抜粋


まあ、スコラシップの条件は俄然ハンガリー人の方が厳しいので、成績を落として、学費が発生して大学を去る、という決断をする生徒も多いのかなと想像したりする。






コルヴィヌス大学の日本人


日本人は割とレアキャラである。

私が現在把握している日本人生徒は、3年生に3人2年生に3人1年生に3人

(1年生の3人のうち2人は直接面識はなく、人づてに存在を認識しているだけ)

※ 3/19/2026追記:1年生にはもう一人日本人がいることを、その生徒と同じ学年のキルギス人からたまたま聞いた。なので1年生には日本人が少なくとも4人いるようだ

私の学年(2年生)は、1セメスター開始前に1人、1セメスター終了時点で1人、コルヴィヌスを去った日本人がいた。

それらも含めて、Stipendium Hungaricum を受給してる日本人生徒にしか会ったことがない


他にもう少しいたとしても、コルヴィヌス大学には日本人は10人前後だろうが、日本人講師が1人いたのにはびっくりした。


しかし、ハンガリー人の入学要件を知って、爪の垢を煎じてウニクムに入れて飲みたい気分である。




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