2025/10/25

チャイナスタディ

 写真:嘉善南駅


上の写真は特に意味はないが、むかし中国を訪れたときの写真を載せてみた。

この China Studies は、講義形式で、火曜の週1回、3単位。

90分間ノンストップでしゃべり続ける上に速いので、今期一番聞き取りにくい講義かもしれない。


評価は記述式期末テストで、3回の日程が用意される。

最終週にプレテストという名目でオンラインテストを実施。こちらの結果でいったん offered grade が与えられるので、受け入れても良いし、気に食わなければそれを拒否し、記述テストを受けられる。

問題形式は、選択問題、コメント記入、ショートエッセイなどだそうだ。

中国の発展と背景にフォーカスする。

中国の主要都市の位置くらいは白地図に書き込めるようにとのこと。




講義の骨子


・中国は21世紀の覇者と成り得るのか

・世界秩序の変遷

ということで、中国について、包括的な知識の更新、国際的役割、国家の性質と隆興の世界的影響を学ぶ。特に欧州とハンガリーへの影響にフォーカスする。


Theoretical background:

覇権、発展状況、共産主義 vs 資本主義


Knowledge:

歴史、政治、経済


Competencies:

批判的思考、中国特有のノウハウ


第1週:イントロダクション(9/16)

第2週:歴史1(9/23)

第3週:歴史2(9/30)

第4週:中国共産党(10/7)

第5週:改革開放政策(鄧小平:Deng Xiaoping)(10/14)

第6週:21世紀の中国(休講)

第7週:中国の安全保障政策

第8週:米中関係(覇権サイクル)

第9週:中国とEU

第10週:中国と中東欧(CEE)諸国関係とハンガリーの役割

第11週:中国社会

第12週:プレオンラインテスト


という感じで、現在、第6週が終わったところだが、6週目は講師が中国と台湾へ出張のため休講。

ノートと照らし合わせると、10/14の講義の最後に鄧小平の改革開放政策に入ったので、進度としては少し遅れている。




イントロダクション


中国は米国に取って代われるか?

歴史上、国家の隆興はその地理的恩恵によるところが大きいが、米国は東西に海洋が解放され、国境を接する隣国はカナダとメキシコだけであり、また敵国要素はない。


一方、中国はインド、日本という大国に挟まれる位置におり、海洋は東にだけ持つが、インドネシアやフィリピンがあり、とても解放された海とはいえない

また、民主主義体制ではない国はお金持ちになるのは限定的。

例:シンガポール、湾岸諸国など

出典:Google Maps


ヘゲモニー(hegemony)とは?

日本語では「覇権」があてられる。ギリシア語の hegemonia(指導、支配)から。

軍事的、経済的な優位により統制を作り上げ、国際ルールを管理する。

軍備増強は経済発展を成し遂げてこそ可能。(北朝鮮は例外?)

・ハードパワーとソフトパワー

地政学的・軍事的パワー

経済力

政治力

ソフトパワー(文化・価値観)


グラフ:各国の軍人数比較, 2020(出典:The World Bank Group, Armed forces personnel, totalより筆者作成)


グラフの中国の数字は予備役約50万が含まれるので、現役は約200万である。
しかし、実際の戦闘経験がないことが、米軍との大きな違い。
また、軍事予算は米国がケタ違いに多い。


図:覇権の変遷. Hegemonic Cycle(講義メモより筆者作成)

経済力の隆興が先んじて、後からMilitary Politics が追ってくる。

第二次大戦の唯一の戦勝国と言われる米国が、英国から覇権を奪ったのが1945年。

大戦後、大量の労働力が米国へ帰還したが、産業のキャパを超えていたため、新たな市場が必要となった。 → 米国覇権の誕生(世界市場の確保・維持)


2015年には、購買力平価(PPP)で、中国が米国を抜き去り、過去同様に、戦争か?冷戦か?または米中が仲良くなるのか。





中国の歴史


いったん講義内容から離れる。

Mandatory リーディングとして、今期の他の科目 History of Civilisation のテキスト、中国のチャプターを読んでおくこと、とのお達しが初回にあったので、その40ページを読んだ。


ちなみにそのテキストブックは Corvinus University の国際関係学部のオリジナル(2020年)である。


前半は地理的内容、人口・言語構成、宗教や信仰についてで、その辺は次回の記事に譲る。

中盤からは歴史が話題の大半を占める。欧州人と比べ、日本人は中国の歴史に明るいのはもちろんだが、せっかく知っている固有名詞はすべて発音とスペルが覚えなおしであるので、以下にまとめる。


中国 = The Middle Kingdom


Han Culture(漢民族文化)

Sinosphere(漢字文化圏 or 東アジア文化圏)

Confucianism(儒教)

Taoism(道教)


中国歴代王朝

Xia dynasty(夏)2200~1600BCE

Shang dynasty(殷)1600~1046BCE

Zhou dynasty(周)1046~221BCE

The Warring States period(春秋戦国時代)770~221BCE

Qin dynasty(秦)221~206BCE

Han dynasty(漢)202BCE~220CE

The Three Kingdoms(三国時代)220-280

 ※魏・呉・蜀は Wei・Wu・Shu

Jin dynasty(晋)265~420

Sui dynasty(隋)581~618

Tang dynaaty(唐)618-907

Five Dynasties and Ten Kingdoms(五代十国時代)907~960

Song dynasty(宋)960~1279

Yuan dynasty(元)1271~1368

Ming dynasty(明)1368~1644

 ※ 洪武帝は Zhu Yuanzhang、紫禁城は The Forbidden City

 ※ 鄭和提督はAdmiral Zheng He

Qing dynasty(清)1644~1911


歴史的イベント

1839年 The First Opium War(アヘン戦争)

1842年 Treaty of Nanking(南京条約)

1851年 The Taiping Rebellion(太平天国の乱)

1856年 The Second Opium War(第2次アヘン戦争)

 → Treaty of Tientsin(天津条約)

1894年 The First Sino-Japanese War(日清戦争)

1899年 The Boxer Rebellion(義和団事件)

1898年 The Hundred Days of Reform(百日維新)

 ※ 光緒帝(Emperor Guangxu)


その他、人物

Sun Yat-sen(孫文)

General Yuan Shikai(袁世凱)

Lao-Tzu(老子)

Confucius(孔子)

Sun Tzu and The Art of Wars(孫子と兵法)

Chiang Kai-Shek(蒋介石)

Mao Zedong(毛沢東)




漢字で書けと言われたら書けないものばかりだが、英語もまたキツイ。

今回はこれくらいにして、次回また講義内容をまとめる。



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