2026/01/12

米外交政策

 写真:100米ドル札をもらった


カゼで寝込んで始まった2026年、6日目には熱も下がり久々にスパーに買い出しに行ったその帰り、寮のエントランスで同学部のムスリムガールにバッタリ会ったので、テスト状況どう?なんてたわいもない会話をしていると、


Revolt アカウント持ってる?


と不意に聞かれた。Revolt は WISE みたいなもので、銀行口座から外貨送金をせずに現地通貨で買い物ができるカードだ。(なぜ送金をしないかはググルべし)


「もちろん持ってるよ」と答えると、


75ユーロすぐに送金しなきゃなんだけど、アカウントにお金がないの。いまここで100米ドル札をあなたに渡したら、33,000フォリント(100米ドル相当)を私の Revolt アカウントに送金してもらえたりしちゃったりする?」と言われた。



銀行カードとアカウントに不具合あって、銀行窓口に行くところだ、みたいなことを最初に言っていたので、何かよくわからないが、Revolt アカウントに入金手段がないという状況だったと推測される。


75ユーロはエラスムスという欧州の学生プログラムへの支払い費用とのことだったので、プログラムへの登録料か何かで、期限が迫っているのであろう。


それとなぜ100米ドルのキャッシュを持っているのかは、当然尋ねたが、


家から持ってきた


と、かなりざっくりとした回答が返ってきた。

あとで調べると、彼女の国では、米ドルは事実上、自国通貨に加え、流通通貨として広く使われているらしい。


まあその回答をもらった時点では「?」だったが、私はジェントルメンなので快諾し、米ドル札を頂いたあと、フォリントを彼女のアカウントへ送金した。

頂いたお札は特に使い道はないが、1米ドル200円突破したら、円へ換金しようかな。



米外交政策の期末試験が終わったので、期末テストの反省も含め振り返っておく。





期末試験


第1スロット:2025年12月16日

第2スロット:2026年1月5日

第3スロット:2026年1月12日


という登録日程だった。


私は第1スロットに志願し、歴史のテストが同日の前時刻という、タテ積みにしたことによって、準備時間を十分に割くことができなった。そして不合格となり、第3スロットでリテイクすることになった。


試験準備として取り組むべき資料は大きく以下の3つ。


① Mandatory readings

ー American Foreign Policy, Past, Present, and Future(Glenn P. Hastedt), Chapter 1, 3, 5, 6, 8, 13

ー The World America Made(Robert Kagan)

ー Populist peacemaking:Trump's peace initiatives in the Middle East and the Balkans( Dana M. Landau and Lior Lehrs)

※ International Affairs 2022からの抜粋

② 講義補足スライド

③ Teamsにポストされる毎週のキーワード群



第1スロットで試験を受けた際には残っていた未読分の Mandatory reading は読み終わったが、講義スライド、キーワード群がノータッチだった。


写真:キーワード例(20語以上毎回投稿された)




第3スロット試験内容を例にして言えば、大問8問で構成されており、うち5問は Teams にポストされた用語関連問題、1問は Kagan の本に関する問題、1問は現在のトランプ政権の人物の役職を問われ(時事問題)、残り1問は省庁の別名から正式名称を回答するという内容だった。


そのため、キーワード群を中心に試験準備しないと、太刀打ちできない構図だった。


思い出せる限り記すと、問題内容は以下。(試験時間は40分)



1.米国がアルカイダの活動に危機感を気付かされたのはいつか

 → いつ気づいたかまで知識がなかったので、1998年米大使館のケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件、2000年のアデン港事件、2000年末の未遂、2001年の9.11と全部記入

※ その際、ケニアをナイジェリアと書き、アデン湾を1998年と書いてしまった



2.以下の人物の役割、1つ以上あればそれらも答えなさい(時事問題)

 ・J. D. Vance

 ・Pete Hegseth

 ・Marco Rubio

 → 順に、副大統領、国防相、国務相だが、英語で書くとなるとわからなかった。

※ Vice president、Ministry of Defence、Secretary of State(+ NSC)と回答してしまった



3.米政府のコソボ介入の決定に影響したスキャンダルは何か、またどう影響したか

 → これはタイムリーに知っているスキャンダルなので、クリントンとモニカ・ルインスキーのことについて書いた。



4.エリツィンが大統領にもなっていないときから彼に接触していた米国利益団体は

 → 無回答:回答はThe National Endowment for Democracy (NED)のようだが、そもそも試験前に私が作成したノートは、エリツィンとの繋がりについて言及なしだったので、部分点狙いの情報も全く思いつかなかった。

 


5.どの欧州列強との戦争によって米国は領土を獲得したか、場所はどこか

 → これは以下の問題文の英語が良くわからなかった。

War against which European power resulted in acquisition of its imperial overseas territories  by the US・・・

確証がないまま、関連しそうなのは米西戦争かなと思い、カリブ海・南米へのスペインの影響力を排除し、フィリピンやグアムも勝ち取った、というようなことを回答した。



6.米国が独裁者の同盟国への支援よりも人権を優先した事例は(ケーガンの本?)

 → これは問題文の英語も、回答も全くわからなかったため無回答



7.以下の省庁の正式名称は

 ・Pentagon

 ・Capitol hill

 ・Oval office

 → 順に、国防省、米国議会、大統領執務室だそうだ。Mandatory reading 内で見たな~という記憶はあったが、読んだのはずいぶん前なので、諦めた。ペンタゴンが国防省なのは知っていたが、「Defense」にどんな英単語が付属するのかわからなかった。


8.米国の伝統的政策でナショナリズムと最も結びつくものは

 → そんなん知らんがな。と思いながら、どのドクトリンかわからないので、モンロー主義からその変遷を書いた。その際、カータードクトリンは飛ばしてしまったが。

※ どうもモンロードクトリンだけで良かったみたい


と、幅広くランダムな問題構成で、多くは講義で取り上げられた件を問われたが、質問の聞き方が講義で触れていない内容なので、どの知識と結びつけるべきか悩むハードな試験だ。

で、結果はグレード2。あいたたた。

※ 2026年1/13追記:後日同じくグレード2だったロシア人から、「テストレビュー日に行って講師と話せばグレード3になると思うよ」と言われた。どうも「講師がその生徒を認識できれば(それだけ講義に出席したということ)3になるって他の生徒も言ってて、私も3になった。あなたは全出席でしょ?」ということだそうだ。「そんなのには興味がない」と返信しておいた。


この科目の辛かったところは、試験前の準備している間中、「果たしてこれでテストに対応できるのか」という疑心暗鬼を抱えていたことだ。


ポストされたキーワドをAIツールで話題を拡張させ、そうすると各キーワードも繋がり出して・・・という作業に集中したが、テストではそれらキーワードが直接聞かれる形式ではないため、質問に回答できる知識を付けているという確信がないままの作業となる。


Mandatory reading については、範囲が広すぎるので、各チャプター末にあるキーワードを答えられる準備をしたが、そこから一切出題は無かった。(70ワード程度)

代わりに、あるチャプターの文章内に出てくるたった3ワードが問われた。

普段から米国の政治ニュースを英語で見聞きしていれば答えられるのだろうが)



それ以前に最もまずい点は、講義終了時に、何の下地も構築されていなかったことだ。




講義


なぜそんなことになったかというと、講義の骨子が最後まで見えない、わからないままだったことに尽きる


講義前までに Mandatory reading を読む

翌週の講義は、全然関係ないトピックを話す

質問はどんなトピックでも回答するからどしどししてくれと言う。


基本はスライド無しで講義を進めるので、いま何を大枠にした話題が進んでいるのか、どこに向かっているのかさっぱりわからない

せめて講義スライドが毎回あれば、講義全体のイメージを補足可能だったかもしれない。


しかし、私には講師が広い知識を見せたい、または触れたいトピックを話題にしているように見えた。(軍事トピックが好きで、米国に心酔しているようにも見えた)

だからトマホークの話をされても、それがどうした、となってしまう。


セカンドストライク能力について話した日には、ネトフリのハウス・オブ・ダイナマイトという映画を勧めていたので、その日の夜見たが、時間を返して欲しいと思えるくらい駄作だった。


とにかく、スライド無しにしゃべり倒して、キーワードを Teams にポスト、なんてスタイルどう対応したら良いか、私にはわからなかった、ということである。


予習も復習も、何をすべきかわからないので、学期が終わった時には下地はゼロである。


強いて言えば、東芝機械事件、アルカイダの一連のテロ、コソボ紛争なんかは基礎知識があったので、講義中面白いと思えたが、それが米外交政策の観点で、どこがポイントかはわからないまま


それでも講義後、Teams にポストされるキーワードを拡張させてノートを作成することくらいしておけば、そのポイントも見えたということか。


この科目について他にも色々思うところはあるが、頭の中で整理できていないことを書き連ねてもしょうがないのでこの辺で。


学期が終わり、テストも終えた科目はだいたい何を生徒側に学んで欲しかったと講師側が考えていたかがはっきりと見えるものだが、この科目はまだモヤの中だ。



第3スロットも70人近く受験者がいたが、果たして何人落とした生徒がいることだろう。

同学部のベトナムガールは、第2スロットで落としたが、既にベトナム旅行に出ており、来年再履修するそうだ。


私は成績どうこうより、絶対再履修はイヤだったので、パスできて本当に良かった。



最後に一つ書くとするならば、ケーガンの本、The World America Made

こんな本読ませないで欲しい

Mandatory reading なので最後までがまんして読んだけども、読んでいて吐きそうだった。 






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