写真:久々に日本食レストランへ
私は海外に割と行っている方だと思うが、スリだとか、そいうった類の犯罪被害とは無縁で過ごしてきたのだが、昨日、
「意識を変えないといけないな」
と思わせることが起きた。
今学期初めて日本人と日本食レストランへ行った帰り、2人でウィンドウショッピングをしながら街をぶらぶらした。
そろそろ帰ろうとトラムの停留所で待っていたところ、停車位置がだいぶ手前だったので小走りで2人乗り込んだ。
乗り込んだ入り口付近は混んでいたのだが、私の後から乗り込んだ連れが、おばさんから「ぶつかってごめんね」的なことを言われていた。
「なんか乗る時にぶつかったのかな」
くらいにしかその時は思わなかったが、トラムが走り出してしばらくしてから彼が、
「あのおばさんに、僕のポケットに手を突っ込まれて取られそうになった」
と言うものだから、「えっ?えっ?」と最初状況がつかめなかった。
彼は彼女の手首を掴み阻止したらしい。
いま思えば、混んでる社内でそのおばさんは、トラムの停車・発射に合わせて不自然に身体を寄りかかってきたりしていた。
話がこれだけなら、ここにわざわざ書く気とまではならなかったが、ある駅にトラムが停車しようと減速し始めたとき、ポトっと何かが私の目の前に落ちた。
私のパスケースである。
写真:落ちた私の折り畳み式パスケース
なぜ落ちたのか状況が飲み込めないまま、すぐにそれを拾った。
状況が飲み込めなかった理由は、物理的に落ちるわけがないからである。
私はジーンズを履いており、前ポッケにパスケースを入れていた。
どちらかというとタイトめの形状なので、パスケースは太ももにピッタリ、という感じだ。
そして、膝上まであるコートを羽織っていた。(一般にステンカラーと言われるタイプ)
だから、何が起こったか全く把握できなかったのだ。
するとその停車駅で先ほど問題になったおばさんは下車していった。
下車する時に彼女はそれを拾うつもりだったのかと想像すると、恐ろしくなった。
学生証、寮のカードキー、図書館カード、WISEカードが入っていたからだ。
いかにスリに気を付けるか
恐らくおばさんと逆の位置にパートナーがいたのだと思われるが、社内ではおばさんが身体を当ててきたりして、私の意識をおばさんに向けさせ、逆側にいる人が、私に全く気付かれることなく、パスケースを下から上にどうにかして、押し上げたのだ。
しかもコートの上から。
プロフェッショナルである。
我々が降車したあと、実際に自分の手で押し上げてみたが、太もも側には感触なく簡単に押し上げられてしまうことがわかった。
(この文章のみで何をやってるかが読者へ伝わると良いが)
帰宅してから、ルームメイトのブッダにすぐ身に起こったことを伝えた。
彼の場合、インドではスリは普通だから、冬の間は、必ずダウンの内側のチャック付きのポッケに貴重品は入れるとのこと。
しかし、私が今回受けたケースは彼にとっても見聞きしたことがないということで、ジーンズの前ポッケでも危ないんだなと、彼も驚いていた。
※ 後ろポッケはかなり危ない(ブッダの友人は1人ブダペストで犠牲になっている)
夏はチャック付きのショルダーを身体の前に、ということになろうか。
ただ、5年ほどブダペストで働いている日本人の友人に聞いた体験談だが、チャック着きのショルダーを身体の前に下げていたが、見知らぬ人に話しかけられ、気づいたらチャックが半分くらい開けられていたらしい。
彼曰く、話しかけてきたのはジプシーで、窃盗やスリを生業にしている人多いそうだ。
私はジプシーについて全く知識がないのだが、ロマと呼ばれる民族グループでインド方面起源だそうだ。(これはインド出身のルームメイト談)
で、前出の友人に「顔つきどんなだった?」と聞かれ、「ハンガリー人って顔つきではなかった」と答えると、「だったらたぶんジプシー」とのこと。
それにしても、パスケースが落ちたことにすぐに気付けたことは、幸運だった。
プロのターゲットになってしまった要素かなと思うことがいくつかある。
①クリスマスマーケット近くの停留所で観光客が多い場所から乗ったこと
②日本人2人で行動したこと(そして①のため、観光客と思われた?)
③トラムに駆け込んだこと(意識散漫)
④友人が手を入れられた後も置かれてる状況を理解できていなかったこと
と、あとからはなんぼでも言えるが、貴重品管理の意識を変えることが一番の予防となる。
こんな感じで週末が始まってしまったが、今夜は飲み会である。
禁酒していたわけではないが、夏休みが終わってハンガリーに帰ってきてからアルコールを一切口にしていないので、今夜は自分の身体がとても心配だ。
お相手のウクライナ人は酒が強く、朝まで飲むこともしばしばらしい。
始まりも割と遅そうなので、
「夜中までしか飲めないからね」
と、メールで専守防衛に努めたが、
「ホワイ?」
と返事が来た。

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