2026/03/25

中国語A1クラス2

 写真:弟子は必ずしも師より劣らず、師は必ずしも弟子より賢いわけではない


以前書いた記事では、コルヴィヌス大学の外国語講座は、独語、ハンガリー語、英語を除いて閉講となる、という決定がされていたが、紆余曲折を経て、今学期は中国語の講座も開講されている


既に在学している生徒のカリキュラムには適用を続ける措置のようだが、来年入学してくる学生に関して語学コースの扱いがどうなるかはわからない


ということで、私は前学期に履修していた中国語A1の続き、A1ー2を履修することができた。


先行履修登録の時点で7名しか登録者がいなかったので、人数不足で開講されないな、と諦めていたが、本登録期間にドカドカっと登録者が 21 名まで増え、無事開講された。


その中に、珍しく日本人学生も混じっていた。

同じ教室に2人も日本人がいるのは、Stipendium Hungaricam 学生の必修科目、ハンガリー語の授業で日本人と一緒になって以来である。





生徒数が激減


履修登録は 21 名だったのだが、常時出席している生徒は、今はせいぜい10名程度しか出席していない。

大きな理由のひとつは、秋セメスターの続きの講座とは知らずに履修登録してきた生徒がほとんどだからである。


秋セメスターからの継続組は、(私の記憶が正しければ)おそらく7名。


レッスン7から始まり、いきなり


你上个星期考试考得怎么样?


なんて中国語から始まったら、ハンガリー人にしたらたまったものではないだろう。

中にはボリビアから来た生徒もいたのだが、「チャレンジグだけど、私がんばる!」って宣言してた割には2週目には消えた


まあ知らずに登録してしまった生徒には同情するが、先述の日本人は今のところ頑張っている。日本人にとっての敵はピンインだけなので、やり切れるはず。


この日本人は私より1年前の入学で、半年エクステンションをしたので、次セメスターを終えた時点で卒業らしい。





講座は0単位でFt 50,000


外国語講座は週2回開講され3単位。(一部週3回のものもあり)

2セメスター分まで無料で履修できる。


私は3セメスター目の履修となるため、単位は0単位で、有料である。

そのお値段は Ft 50,000(約¥22,500)。


それでも破格のお値段である。


愛知風に言えばお値打ちだ。

日本で英会話に通うことを想像すれば、語学講座として、1コマ90分の 24 回分の授業料だと考えれば。とても安い。私は喜んで払う。


日本で大学生だった時は、語学講座が何たる貴重な機会かは何も感じずに漠然と受講していた。英語・中国語ともにだ。なんてもったいない。


今は週2回の中国語の授業は、私の唯一のオアシスだ。

(ノープレッシャーで学びたいことを学んでいるという点で)


専門科目は面白いが、テストや課題がつらい。


この中国語の授業は、ハンガリー人が漢字のテストに苦労しているのを横目に、既に知っている漢字をちょこっとアレンジすれば中国語の漢字の出来上がりだ。

毎日 30 分程度、その週の漢字+ピンインを練習しておけば、毎週月曜の小テストは楽勝


日本語:大学生

中国語:大学生(da xue sheng)

ハンガリー語:egyetemi hallgató

英語:university student


日本人からしたら、ハンガリー語の単語を覚えるのが大変なように(ハンガリー語を好きでないと苦痛に近い)、ハンガリー人が中国語の漢字を覚えるのは大変だ。




中国語とは


中国は他民族国家なので、標準語と呼ばれる普通话とか、汉语を学んだからと言って10億人と会話できるわけではない


「中国語」という言語は実際には存在しない。

日本人だけがこの呼称を使っている


中国人は漢語とか中文と言う。(標準語のこと)

しかしこれも香港だとか南方へ行けば通じないし、北京に近い上海ですら方言があり上海語と言われたりする。


台湾に行くと、言葉はさほど違わないが、漢字が違う

理由は以下だ。


まず、戦前は日中台、皆同じ漢字を使用していた。

しかし、戦後すぐに、日本が漢字の簡略化に走った。

(言語学者曰くこれは愚策だったそう:「漢字と日本人」(文春新書)高島俊男著)


中国も後を追うように1950年代に簡略化を実施


結果、


順に日中台の「サクラ」。

ということで、同じ意味の3種の漢字が発生してしまったのだ。


歴史的な見方をすると、文化がブツ切りになってしまうということが大事な観点だが、個人的にはそんな大層なことに憂慮するわけじゃなく、旧字体の方がただただお洒落であるという点が興味をそそる。

日本国より日本國。(簡略体はたまたま日中同じ「国」)

海より、大学より大學。(海の一部は母だった)


個人的には、旧字体に戻して、台湾と同じ漢字を共有してほしい、と思っている。

現代の日本人が、戦前の日本人が書いた書物を読めないなんてクールじゃないし。





中国語こそ日本人が学ぶべき


講師はELTE(エドボシュ・ローランド大学)で中国の古典だとかを研究している講師がコルヴィヌスに派遣されて教えているかたちだ。


彼はハンガリー人で、日本語も少し話すが、話した感じ、日本人がストレスなく話せるレベルよりちょっと下、B1レベルくらいであると思われる。


この講師は、漢字の由来、例えば部首がもともと何を意味しているかなども説明してくれるので、小学校の低学年の頃「ああ、やったなぁ」と、いろいろ幼少期を思い出される講義である。


ただ、「読んで訳して」とあてられた時は、漢字に引っ張られて、中国語の翻訳に日本語が頭に瞬時に思い浮かんでしまうので、英語での回答は少し混乱して、時間がかかってしまう


なので、正直、日本語で学ぶのが一番である。


ハンガリー生まれの中国人は、話せるけど、書く機会はないようで、テスト前は一所懸命、指で机にエア漢字の練習をしているのが印象的だった。


韓国なんかは義務教育期間に、第二外国語を学んでおり、日本語や中国語はその選択肢だ。

「言語を学ぶ」ということは同時に、その国の文化・慣習・歴史・性格、エトセラエトセトラを学ぶことに他ならない。

日本も近隣諸国の言語を学べる機会をもっと増やすことがあるべき姿だと思われる。

英語なんて相性も悪いし、学ぶのに時間を食う。

それに日本に住んでいれば、中国人や韓国人の方がよっぽど出会う機会が多いだろう。


そして何と言っても、中国語は英語に比べるとはるかに習得スピードが速いので、上達を日々実感でき、やりがいにつながる。


私はまだ学んだことはないが、韓国語は文法がとても日本語に近い、音も近いということで、日本人にとって一番やさしい言語だと聞いた。


英語なんかにとらわれずに、中国語、韓国語こそ日本人は学ぶべきだと思う。





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